今回の内容 (クリックですぐに見れます)
【アキレス腱】は多くの方が聞いたことのある名前だと思います。
よく、アキレス腱が切れると、運動ができなくなる
という話を聞きますが、本当なのでしょうか?
また、アキレス腱が切れるとどうなるのでしょうか?
アキレス腱のつくり
アキレス腱はふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)と踵(かかと)の骨を連結しています。
下腿三頭筋(かたいさんとうきん)は踵を持ち上げる作用があり、
足先を床に押し付けます。背伸びの時に使っています。
この背伸びをする動作はアキレス腱が踵につながっているから起こる動きです。
また、背伸びでは全体重を支えることになりますから、とてつもない力がかかります。
結果的に、人間のアキレス腱は強靭なつくりになっています。
アキレス腱が切れたら?
「アキレス腱が切れると大きい音がする」
と聞いたことがある方も多いと思います。
結論から述べてしまうと、それは本当です。
先ほどもお話しした通り、アキレス腱は強靭なつくりになっているため、
断裂(切れる)と大きな音がして、本人は大きな衝撃を感じます。
もちろん痛みも感じますから、立ってはいられなくなってしまいます。
私自身、アキレス腱が切れる瞬間を目撃したことがありますが、
体育館の端と端にいても「バンッ!」という音が聞こえたのを覚えています。
アキレス腱断裂の原因は?
アキレス腱が切れる原因は、以下のようなものが挙げられます。
・加齢による、アキレス腱の変性(=変形)
・スポーツにおけるオーバーユース(使い過ぎ)
・ストレッチなどをせずに激しい運動をする
このような原因によって、アキレス腱が切れます。
筋肉の柔軟性が低下した状態で運動すると、
アキレス腱には大きな負担がかかります。
住民運動会などで、ウォーミングアップをせずにお父さんたちがアキレス腱を切るのはこのためです。。
アキレス腱の断裂は、30歳〜40歳に多く、バレーボールやテニス、ダッシュなどの瞬発動作をした時によく起きます。
アキレス腱を断裂した後は?
アキレス腱を断裂してしまった際は、まずRICE処置を行います。
もちろん救急車を呼びますが、
炎症を少しでも抑えるために、RICE処置はとても有効です。
RICE処置については以下の記事で紹介しています!
アキレス腱断裂後は、基本的に激しい運動はできなくなってしまいます。
ふくらはぎの筋肉と踵の骨が一度離れてしまっているため、高強度の負荷はかけられないからです。
また一度アキレス腱を断裂すると、
人工的にしかつながっていないため、2回目も断裂しやすくなってしまいます。
断裂を予防するには?
アキレス腱の断裂を予防する方法として、一番有効なのは、
「ストレッチをしっかり行うこと」です。
普段のお風呂上りや、運動前などにしっかりとふくらはぎをストレッチして、
アキレス腱の断裂を事前に予防しましょう!
-7/2日 情報を追加しました!-
アキレス腱に関しては情報をさらに追加していきますので、
時々この記事に戻って確認していただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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