【応急措置の基本 RICE】
スポーツや日常生活では、打撲や衝突など、外傷を受けることがあります。
皆さんはそんな時、どのように対処していますか?
「家に帰ったら湿布でも貼っておこう…。」
なんて絶対にやめて下さいね!
今回は応急措置の基本「RICE処置」をご紹介します。
【まず、なんて読む?】
RICE処置ですが、(ライスしょち)と読みます。
ライスは、、そう、ご飯です。
でも、ご飯を使って処置するわけではありません(笑)
詳しい方法をご紹介していきます。
【誰でもできる!RICE処置!】
RICE処置は、大事な4ステップの頭文字をとったものです。
R・・・Rest(安静)
I・・・Icing(冷却)
C・・・Compression(圧迫)
E・・・Elevation(挙上/=高いところに上げる)
RはRest(安静)になります。ぶつけたところなどを安静にしましょうということです。骨折がある時は固定もして、病院に行きましょう。
IはIcing(冷却)になります。ぶつけた部分などは、内側で内出血が起こっており、その出血が周りの細胞を圧迫して破壊することがあります。すると腫れがひどくなったり、痛みが長引いたりする原因となってしまいます。ですから、氷や氷水を利用して冷却します。
CはCompression(圧迫)になります。これは圧迫することで過度な出血を防止し、I(冷却)と同じような効果を期待することができます。
EはElevation(挙上)になります。挙上といってもわかりにくいですが、簡単に言うと、心臓の位置より高くして下さい。こうすることで、痛みの物質を重力の力で流すことができますし、腫れも予防することができます。
【RICE処置はいつまでやるの?】
RICE処置は48〜72時間まで休憩を入れながら継続的に行うことが理想的です。
打撲などでは痛みのピークが48時間後だといわれているからです。
もちろん冷やすことは痛みの軽減にもつながります。
あまりにも痛いようであれば、医療機関の受診をオススメしますが、
自分でできる処置を行っていた方が治りも早いので、覚えておきましょう!
また、外出先や職場・学校で周りの人がケガをした際にも利用できますから、ぜひRICE処置を思い出してみてください!
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